安全に対する取り組み
全ての事業においてお客様に安心して楽しんでいただける場を持続的に提供していけるよう、様々な安全対策を講じています。
「安全こそが当社グループの存立基盤である」ことを強く認識し続けるため、2011年4月21日に「安全理念・安全基本方針」を制定・施行しました。
私どもは、この「安全理念・安全基本方針」のもと、常に日々新たな気持ちで「安全文化」を築き上げるための努力を継続します。
全社的な取り組み
お客様および従業員に対する総合的な安全管理体制構築の推進を所轄する部署として、(株)東京ドーム代表取締役社長直轄の安全推進室を設置。2014年4月25には担当役員を選任し、さらなる機能の強化を図りました。
また、(株)東京ドーム代表取締役社長が統括安全管理者に就任し、経営において安全面を重視して判断する責任を負うこととしました。
安全推進室は、年次総合安全計画の策定、総合安全活動に関する企画立案、総合安全活動の推進、安全監査、年次総合安全報告書の策定などを担当し、安全確保の施策全般をスパイラルアップさせていくためのPDCAサイクルの仕組みを作り、機能・維持していきます。
また、2017年4月より「インシデント情報管理システム」を導入、グループ内で発生した不具合やヒヤリハット事例などの他、他社施設の事故・災害に関する情報をデータベース化しています。関連情報を全役職員で共有することにより継続的な安全啓発を図り、当社グループの安全に関する活動のさらなる推進につなげています。
「安全の誓いの碑」建立
安全に対する思いを日々新たにするための象徴として、2012年1月30日、東京ドームシティ内に、「安全の誓いの碑」を建立しました。
各事業所や各施設の従業員が安全に対する意識を再確認するため、また新たな従業員が加わる際の教育の一環としてこの場所を訪れています。
「安全の日」と「安全週間」
東京ドームグループの全従業員が、「安全理念・安全基本方針」のもと、安全に対する強い意識を新たにする日として、1月30日を「安全の日」と制定しています。
また、1月30日から2月5日までの1週間を「安全週間」とし、各事業所や各施設における安全の総合点検、統括安全管理者による安全巡視を行います。

「安全の日」式典

「安全週間」統括安全管理者による安全巡視
「東京ドームグループ安全啓発室」の設置
(1)設置目的
舞姫搬器を恒常的に展示すると共に、事故の原因や安全に対する現在の取り組みを伝え、 従業員自らの業務と安全のつながりを考えるセミナーを実施する場として、2017年1月30日に 「東京ドームグループ安全啓発室」をアルバイトセンター内に設置しました。
(2)セミナーの目的
セミナーは、以下の2つを目的とします。
1.事故を風化させないために、「スピニングコースター舞姫転落死亡事故」を正しく知り、安全を
最優先することがなぜ重要なのかを理解する。
2.安全啓発室はアミューズメント部だけでなく、当社グループで予想される様々なリスクに対し、
お客様の安全のために、現状に問題はないか?どのような意識で取り組むか!などを考える。

安全啓発室

私の安全宣言
東京ドームシティ アトラクションズの取り組み
東京ドームシティ アトラクションズでは、以下の安全対策を確立し、実施運用しています。
(1)各アトラクションが依拠すべき安全基準の策定
●総合安全基準
- アトラクション機器、施設設備に関わるリスクを網羅的に洗い出し、適切な対策を実施すること
- アトラクション機器、施設設備の安全性を維持するために、十分な点検、検査、修繕等を実施すること
- お客様に安全にご利用いただくための補助、確認、情報案内・掲示を確実に行うこと
- 緊急時にお客様に安全に退避してもらう手段を確立すること
- 従業員は、施設内で危険を察知した際は、躊躇せず安全を第一に考えた行動を取ること
- 継続的な教育・訓練によって、従業員の安全に関する意識、知識、能力の向上を図り、社内に安全文化を定着させること
- 上記1から6の事項が適切に実施されていることを常にモニタリングし、絶え間なく安全性の維持・向上に努めること
(2)安全基準に基づく遊戯施設運行管理規定、オペレーションマニュアルの整備
(3)安全基準に基づく施設面の整備等
(4)社内教育体制の整備とオペレーションマニュアル厳守の徹底
(5)安全対策の履行状況全体に対する適切なモニタリングシステムの整備
(6)安全の確保を最優先とするにふさわしい組織と人員配置の追求
(7)総合的な安全管理体制(安全マネジメントシステム)の構築