リスク管理を体系的に定める「リスク管理規定」に基づき、経営に重大な影響を与えるリスクをトータルに認識して対応するため、(株)東京ドーム代表取締役会長 CEOを委員長とする「リスク管理委員会」を設置しています。
「リスク管理委員会」のもとに、地球温暖化対策を推進する「温暖化対策小委員会」、ゴミ処理対策などを統制する「環境対策小委員会」を設置し、それぞれの担当分野におけるリスクマネジメントを実施しています。

温暖化対策小委員会・環境対策小委員会の位置づけ

温暖化対策小委員会

1995年に「省エネ推進委員会」として発足し、2018年より現在の小委員会となりました。当グループの事業が社会から受容され評価されるよう、地球温暖化対策などの環境に配慮して事業を展開するために必要な事項に取り組んでおります。

環境対策小委員会

当グループの事業活動に伴い発生するゴミの総量削減、プラスチックゴミ処理などの対策に取り組んでおります。また騒音対策、振動対策などについても、法令を遵守し、周辺環境に配慮して活動するために必要な事項を検討しております。

東京ドームシティの各営業施設における環境保全対策

東京ドームシティでは、東京ドームをはじめとしてエネルギー消費量の大きな施設を保有するため、とりわけ環境対策には力を注いでおり、地域冷暖房などの各種環境対策システムの導入をいち早く実現しています。

東京ドームシティ内の主要施設が導入している環境対策システム

電力グリーン化の取り組み


三井不動産グループの脱炭素社会の実現に向けてのグループ行動計画「2030年度までに全国の保有物件共用部・自社利用部の電力をグリーン化」の方針に沿って、東京ドームグループとしては2023年度より東京ドーム(スタジアム)の物件共用部・自社利用部で使用する電力は全てRE100対応の再生可能エネルギー由来の電力を使用しております。

リサイクルへの積極的な取り組み

東京ドームでは、環境への配慮として場内のゴミ箱をリニューアルし、ゴミの分別回収促進・リサイクル向上に努めるとともに、飲食売店では、環境に配慮した素材を使用した包材を使用して、環境負荷軽減への取り組みを推進しています。
また、東京ドームシティ全域に集められた使用済みペットボトルを回収して新たなペットボトルに生まれ変わらせる「ボトルtoボトル」水平リサイクルを本格始動したほか、回収したペットボトルキャップから再生品化したゴミ袋(CirculeX)を東京ドームシティで使用することでCO2排出量の削減に寄与しています。
さらに2021年にGallery AaMo「恐竜展2021」と連動して開催したワークショップでは、ペットボトルキャップを回収、粉砕し、エコメダルができあがるリサイクルの過程を体験・見学してECOを学べる取り組みを実施しました。当社ならではのイベントを通じた環境問題の啓蒙に今後も取り組んでいきます。

MEETS PORTが「第8回 屋上・壁面・特殊緑化技術コンクール」で受賞

2009年10月16日、財団法人 都市緑化技術開発機構(2013年4月より公益財団法人 都市緑化機構)が主催する「第8回屋上・壁面・特殊緑化技術コンクール」の表彰式が行われ、MEETS PORTが「屋上緑化部門:日本経済新聞社賞」を受賞しました。


[MEETS PORTの受賞理由]
都市内の公園として木立と人の距離を縮める設計や、建物への荷重を軽減する根鉢(土がついた根の部分)の工夫、強風による木の転倒防止対策、専属グリーンキーパーによる管理体制などが評価されました。

松戸競輪場にソーラーパネルを設置

エネルギー利用の合理化および地球温暖化対策の一環として、松戸公産(株)が運営する松戸競輪場(千葉県松戸市)に太陽光パネルを設置しております。
 

松戸競輪場
松戸競輪場の太陽光パネル
松戸競輪場の太陽光パネル

shop in 制服製作におけるCO2削減への貢献(カーボンオフセット)

ショップイン・クレームエルージュでは2019年に制服をリニューアル。制服を製作するにあたりカーボンオフセットに取り組み、1,650kg分のオフセットを致しました。 カーボンオフセットとは・・・日常生活や企業活動において避けることができないCO2等の温室効果ガスの排出を、まずできるだけ排出量が減るよう削減努力を行い、どうしても排出される温室効果ガスについて、排出量に見合った温室効果ガスの削減活動に投資すること等により、間接的に相殺(オフセット)とするという仕組み。 制服制作を介して様々な環境・社会貢献に取り組んでおります。